社交ダンス用ドレスの体型にあわせた選び方

社交ダンス_ドレス_選び方_体型カバー

社交ダンス用ドレスの選び方として「体型にあわせた選び方」をご紹介します。
どんなに素敵なドレスでも、誰にでも似合うというわけにはなかなかいきません。
カラーやデザインによって、着る人を生かすこともあれば、その逆もあり得ます。

気になる部分をカバーできるドレスをお探しの方はたくさんいらっしゃいますので、本記事では体型別におすすめのドレスをご紹介いたします。

「背が低い方」におすすめのドレス

背を高く見せたい方には、縦ラインが強調されたデザインがおすすめです。
二色使いなどで横に割ったデザインは身長を分断してしまうため避けた方が良いでしょう。

社交ダンス_ドレス_背が低い_背を高く
背を高く見せたい方におすすめのドレス

お顔に近い位置にポイントがおかれたドレスもおすすめです。
観客の目線を引き上げてくれます。
ハイウエストのドレス、ホルターネック、アメリカンスリーブもお身体を縦長に見せる効果があります。

スカート裾にホースヘアを付けたい場合は、ホースヘアを外に見せる付け方(外付け)ではなく、スカート生地を末端まで長く残せるように生地の裏側にたたいて縫い付けるお仕上げがおすすめです。

社交ダンス_ドレス_スカート_裾仕上げ_ホースヘア
(左)5cm幅ホースヘアの外付け(右)5cm幅ホースヘアのたたき仕上げ

   

   

「痩せ型」の体型をカバーしたい方におすすめのドレス

お身体を大きく見せたい方には、ボリューム感のあるドレスがおすすめです。
立体的なお花のコサージュや、シャーリング、大胆なドレープを使ったデザイン、フリルがたくさん付いたドレスをお試しください。
スカートが段々になったティアードドレスも良い選択肢だと思います。
スカートの素材としては、オーガンジーなど張りの出やすい生地を選ぶと華奢なお身体をカバーしやすいでしょう。
スカートの裾にはホースヘアを巻いたり、たっぷりのフリルをあしらったり、羽根を付けるのもボリュームアップになります。

社交ダンス_ドレス_痩せ型_ボリューム
お身体を大きく見せたい痩せ型の方におすすめの参考ドレス

   

「大柄な方」におすすめのドレス

身体の大きな印象をドレスの大胆さで錯覚させる戦略はいかがでしょうか。
縦のラインを強調したデザインや、シャープなイメージのドレス、鋭角な装飾、大胆に切り替えたドレスがおすすめです。
カラーはボディを引き締めて見せてくれる寒色系(ブラック、ブルー系、グリーン系など)がおすすめです。

社交ダンス_ドレス_大柄な方_大胆なデザイン
大柄な方におすすめのドレス

   

「肩幅の広い方」におすすめのドレス

広い肩幅が気になる方には、アシンメトリー(左右非対称)のデコルテデザインがおすすめです。
ワンショルダーやオブリークネックのドレスをお試しください。
両袖が付いているドレスでも、色や柄・装飾によって左右が非対称に見えるようなデザインですと肩幅が目立たなくなります。
オフショルダーは一見すっきりと見えるようですが、肩幅とドレスが平行な横ラインになってしまうため、肩幅を強調してしまいます。その場合は太目の肩紐が付いたデザインであれば、肩幅をごまかすことができます。
アメリカンスリーブも、肩幅を強調してしまうため逆効果になるデザインです。

社交ダンス_ドレス_肩幅
肩幅が気になる方におすすめのドレス


   

「胸の大きい方」におすすめのドレス

大きいお胸を気にされている方には、胸元が広くすっきりと開いたカッティングのデコルテデザインがベストチョイスです。
Vラインやオブリークネック、スイートハートネックラインのデザインをお試しください。

社交ダンス_ドレス_胸
大きいお胸が気になる方におすすめのドレス

布だけで胸元を覆ってしまうデザインは逆にお胸を強調してしまうので避けた方が無難です。
どうしても胸を隠したい(露出で見せたくない)という方には、シャーリングやコサージュ等が高い位置にアクセントとしてデザインされたドレスをおすすめします。
目線を引き上げることで、気になるお胸を綺麗に見せてくれます。

また胸パッドがお胸に合っているかどうかをきちんとご確認ください!
お胸の大きさや形に合っていないパッドが付いていると、外からの見た目が良くないことはもちろん、踊っている間にお胸が大きくずれてしまうなど、踊りにくさの原因にもなります。
お胸が気になる方は特に、胸周りのドレスサイズがきちんと合っていること、胸パッドも適切なものが付いていることをご試着で必ずご確認いただきたいと思います。

  

「腰の張った方」におすすめのドレス

腰が張っていることが気になる方には、縦や斜めのラインでドレスのサイドにポイントがおかれたデザインがおすすめです。
腰の張りをカバーしてくれるバランスを見つけるためには、いくつか試着してみることをおすすめします。
背の高さや腰の位置によってはデザインが逆効果になる場合もあるため、試着して全体のバランスを確かめていただきたいと思います。

社交ダンス_ドレス_腰の張り_斜めデザイン
腰の張りをカバーしたい方におすすめのドレス

目線のポイントを高いポジションに配置したデザインも、下半身の印象を薄くできるためおすすめです。

   

「二の腕が気になる方」におすすめのドレス

年齢が上がるほどに気になる二の腕を、ドレスでカバーしたい方はたくさんいらっしゃいます。
モチーフや装飾の柄などが袖に沿って縦ラインでデコレーションされたドレスがおすすめです。
長袖のカラーはすっきりと見えるベージュが一番おすすめです。
ドルマンスリーブも人気があります。(でもいつも同じお袖の形では飽きてしまいます・・・)

アームバンドの位置をぴったりと気になる部分に重ねることでも多少のカバーが可能です。
細いアームバンドの方は、アームバンドだけを太いものに変えてしまうのも選択肢です。

社交ダンス_ドレス_二の腕_カバー
二の腕が気になる方におすすめのデザイン

最後に

お身体の気になる部分をドレスでカバーしたい!というご要望はショールームで頻繁に耳にいたします。

すべての方に似合うドレスというのは存在しないと言っても過言ではないと思います。
どんなに素敵に見えても、似合う方、似合わない方がいらっしゃいます。
気になる部分、カバーしたい部分も人それぞれです。

裾処理をする

ドレスが生きるか否かは、試着してみなければわかりません。
お身体を入れて、鏡の前に立って、ぜひ最高の一着を見つけていただきたいと思います。
気になるところを格好良くお洒落にカバーできて、ご自身の気持ちも高揚し、周りの方からも褒めていただけるような一着が既製品で見つからない場合には、リフォーム・リメイクで理想の一着に近付けることもご検討ください

 

フジタではフジタ製はもちろん、他社製・海外製のドレスでもリフォーム・リメイクを承っております。
正確なお見積りは実際にドレスを拝見してからとなりますが、どうぞお気軽にご相談ください。

  

ご相談・ご来店予約は フジタ本店へ ※店舗のご案内ページはこちら

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ブログ監修者

川合 真桜子
川合 真桜子

川合 真桜子
(かわい まおこ)

ダンサー、オペラ歌手。 JDCプロフェッショナルラテンアメリカン元B級 EJBDFプロフェッショナルラテンアメリカンB級、プロフェッショナルスタンダードC級 東京音楽大学 声楽演奏家コース卒業。 同大学院修士課程オペラ研究領域修了。 東京二期会オペラ研修所予科特待生、本科特待生、本科修了時に奨励賞受賞、マスタークラス特待生。 これまでに「コジ・ファン・トゥッテ」よりデスピーナ役、「秘密の結婚」よりカロリーナ役、「魔笛」よりパパゲーナ役、「ドン・ジョヴァンニ(抜粋)」よりドンナ・アンナ役等を演じる。 2019年よりフジタのスタッフとしても就業中。